漫画「ダンジョン飯」の魅力とは!?あらすじと登場キャラを紹介!!

ダンジョン飯
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「なんちゃってグルメ漫画」と思ったら大間違い!!その正体は「食」というテーマを扱った一大ファンタジー!!

あらすじ ※ネタバレなし

「ダンジョン飯」は、その名の通りダンジョンを舞台にした物語です。どんな内容か、序盤のあらすじを紹介しましょう。

ダンジョン深部に残された妹「ファリン」

「ダンジョン飯」©九井諒子

ある小さな村に出現したダンジョンを探索していた主人公パーティーは、強敵であるドラゴンと戦っていました。準備は万全のはずでしたが、戦闘中にある違和感を覚えます。それは空腹でした。 地図の書き間違いや道中の罠で、数日分の食料を失った彼らは飢えで動きに精彩を欠きます。主人公がドラゴンを倒したら一旦引き返そうかと考えていた隙に、ドラゴンが襲いかかりました。 主人公は食べられてしまいそうになりますが、妹のファリンがそれをかばい、ドラゴンに食べられてしまうのでした。飲み込まれる直前、ファリンは最後の力を振り絞って脱出魔法を唱え、主人公パーティーを地上に逃がします。

妹を救うために再びダンジョンに

「ダンジョン飯」©九井諒子

主人公たちが目覚めた時は、既に地上でした。妹が消化されてしまう前にすぐダンジョンに戻り、助けに行こうとしますが、問題が発生します。 荷物のほとんどをダンジョンに置いてきたため、一文無しの状態だったのです。さらに、パーティーの中から2名が脱退を申し出て一行から抜けてしまいます。 お金の問題に頭を悩ませつつも、一刻も早く救助するためダンジョンに潜ろうとする主人公ですが、前回と同じ過ちを繰り返さぬよう、空腹だけはどうにかしなければと考えるのでした。

お金がないからダンジョンで自給自足

   「ダンジョン飯」©九井諒子

金欠だけど、しっかり食料は確保したいと考えた主人公が出した結論は、ダンジョン内で食材を調達し、自給自足するという方法です。 ダンジョン内には魔物が溢れており、肉食や草食の魔物もいることから、生態系が存在していると判断し、そこに自分たちも加わることになります。 主人公は早速、遭遇した歩き茸を捕まえ、これを食べてみようと提案します。最初は強い拒否反応を示す仲間たちでしたが、次第に受け入れていき、魔物を食べながらダンジョンに潜る旅が始まるのでした。

ダンジョン飯のここが見どころ!

本作の見どころは、ユニークな世界観やキャラクター同士のやり取り、そして登場する数々の「ダンジョン飯」でしょう。それらについて説明していきます。

細やかな設定が活きる本格ファンタジー

「ダンジョン飯」©九井諒子

最初はあまり多くの情報が明かされず、そこにあるものとして描かれていたダンジョンでした。しかし話が進んでいくにつれ、なぜダンジョンが生まれ、その主がどんな理由で魔物を使役しているか、などが明らかになっていきます。 さらには種族の違いや、ダンジョンに対する考え方の違い、ダンジョンを制覇したらどうなるかなど、食以外の要素でも目を引く描写が多く、本格的なファンタジーマンガとして楽しめるでしょう。

美味しそうなモンスター料理

「ダンジョン飯」©九井諒子

タイトルにある通り、ダンジョン内で食事を取ることがメインのマンガですので、その料理描写はかなり細かく描かれています。 スライムはどうすれば美味しく食べることができるか、人食い植物の材料や味付けはどうすれば良いかなど、他のマンガにはない発想と描写で楽しませてくれます。 レシピがしっかり載っているのも面白くいポイントです。それが載っていたからといって読者が真似してつくれるなんてことは一切ないのですが、レシピが丁寧に記載されていることで、料理が実在するかのように見えてくるのがユニークです。

個性豊かな登場人物の掛け合い

「ダンジョン飯」©九井諒子

魔物への好奇心が異様に強いライオスを中心に、登場人物たちは癖が強いキャラクターが多く、道中ではナチュラルにボケとつっこみが繰り返されます。 特に、ライオスは空気を読むことが苦手で、他人の気持ちを考えず失言してしまうことが多いため、周りを呆れさせたり怒らせたりするという、主人公にあまりないタイプのキャラクターです。 シリアスな展開もありつつ、そういったコメディ部分も楽しむことができる点も魅力の一つでしょう。

ファンタジー世界の食文化を楽しもう

「ダンジョン飯」©九井諒子

魔物がはびこるダンジョンの中で、どうすれば食糧難にならず生きていけるかをテーマにした本作は、独特の食文化を堪能できる、発想力の豊かなマンガです。 グルメマンガが好きな人はもちろん、ファンタジーマンガが好きな人、コメディが好きな人も楽しめる作品となっていますので、まだ読んだことがない人はぜひ、『ダンジョン飯』を読んでみてはいかがでしょうか?

魅力的なキャラクターたち

ライオス

「俺は魔物が好きだーーそのうち味も知りたくなった」

魔物へのあふれる興味が尽きない、本作の主人公。剣術に加え簡単な魔法にも通じ、さらに迷宮や魔物に対する豊富な知識 を持つ、一見すると理想的なリーダー。一方で、場の空気を読んだり、相手の機微を察する能力が致命的なまでに欠落しているので、人間関係に亀裂を生みやすいところが欠点。

要チェック→ライオスとカブルーの関係性について

マルシル

「魔物食べたくないだけじゃ!」

魔術の才に長け、攻守にわたって活躍する魔術師。ファリンの親友でもあり、魔術学校で出会ったファリンを通じてライオス一行に加わることになる。古代魔術の研究をしているが地上での情報収集に限界を感じ、古代魔術の産物でもある迷宮へ臨むことを決めた

要チェック→ライオスとマルシルの関係性について

チルチャック

「見返りはいらないとか抜かす奴がこの世じゃ最も信用ならないの」

優れた五感を持つハーフフットの青年(中年?)。 音の反響で建物の構造や罠の所在などを察知し、迷宮攻略の生命線を担う。神経質でプロ意識が高く、自分の領分に他人が入り込むことを好まない。

センシ

「若者に飯を食わせなければ」

迷宮内での自給自足にこだわる魔物食のスペシャリスト。迷宮の自然環境や生態系を維持しつつ、自身も迷宮の一部であろうとする。パーティの父親でもあり母親でもある頼もしい存在。

ファリン

ごめんなさい 返してもらうね

兄のライオスとともに迷宮を探索する魔術師。マルシルとは異なる体系の術を操り、強化や回復、除霊といった役割を担う。ダンジョンの奥深く、レッドドラゴンと交戦中、ライオスをかばって捕食されてしまう。

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