殺連直属の特務部隊「OREDER」の名物コンビといえばこの二人、神々廻(ししば)と大佛(おさらぎ)です!殺し屋界の最高戦力として、一騎当千の強さを持つ彼らは上司と部下の関係なのですが、ふたりの夫婦漫才のようなかけ合いを楽しみにしているファンも多いです!そんなふたりの基本情報や関係性について解説していきます!
神々廻(ししば)の基本情報
左顎に傷のある長髪の青年。京都出身のため関西弁で話す。ORDERの中では比較的常識人だが、大嫌いなタマネギが料理に入っていると凶暴化する。主人公の坂本太郎とも面識があり、彼の事は「坂さん」と呼び、敬語で接している(しかし、坂本と同期であるはずの南雲にはなぜかタメ口)。シンプルを好む性格。ORDER新入りの大佛と行動を共にすることが多い。
プロフィール
生年月日 | 不明 |
年齢 | 26歳 |
身長 | 180㎝ |
体重 | 73キロ |
経歴 | 関西殺仁学院中退 |
備考 | ・ORDER ・第1回キャラクター人気投票第4位 |
武器
「武器はシンプルがいい」という信条で、武器はトンカチを愛用しています。殴る・抉るの両方が可能で、弾切れや刃こぼれの心配がないところを気に入っているようです。
シンプルな武器ながら、神々廻は、トンカチを用いて、暗闇を照らすために火花をつけたり、鏡代わりに利用したりと器用に使っています。
性格
神々廻はOREDERとしての仕事を淡々とこなす真面目な勤労者ですが、権力や名声というものに興味がなく、自分のことを「ただのキレイ好き」と自称しています。実際、かつての上司である四ツ村に「その性格じゃなけりゃもっと上にいけた」と言われた時にも「興味ない」「昨日よりサッパリした世界に住めればそれでいい」と返しています。
そして、曲者揃いの「OREDER」において、比較的常識人である神々廻はツッコミ役に回ることが多いです。破天荒な性格の大佛と行動を共にすることが多い彼は、いつも甲斐甲斐しく彼女の世話を焼いていて、その姿は上司というよりもはや保護者です。
彼が大佛の面倒をよくみるのは、昔、上司である四ツ村がチンピラだった頃の自分によくしてくれていた時のことを忘れてないからなのでしょうね。
大佛(おさらぎ)の基本情報
ベールと黒いドレスを着用したORDERの紅一点。坂本が抜けた後に入った新入りのORDER。先輩の神々廻と行動を共にすることが多い。ミステリアスでクールな雰囲気を纏っている美人だが、天然・マイペース・嘘つきであり、上司の神々廻をたびたび困らせている。詳細は不明だが農家生まれ田舎育ちらしい。
プロフィール
生年月日 | 不明 |
年齢 | 21歳 |
身長 | 175㎝ |
体重 | 55キロ |
経歴 | 不明(農家生まれの田舎出身) |
備考 | ・ORDER ・第1回キャラクター人気投票第3位 |
武器
武器は巨大な丸ノコで、この武器で敵を豪快に切り刻むのが彼女の戦闘スタイルになります。華奢な見た目とは裏腹に怪力の持ち主である彼女の戦い方は、いつもダイナミックで時折スプラッタです。
しかし、普段ボーッとしている彼女は、敵に自分の武器を封じられることが多いです。そんな時、彼女はステゴロで戦っています。そして、OREDERである彼女は武器なしでもめったくそに強いです。
性格
大佛は非常にマイペースな性格で、いつも自分の欲求に素直に行動しています。しかし、無表情で感情に乏しいように見える彼女ですが、喜怒哀楽はしっかりあるようで、坂本(太り状態)を見て可愛いと思ったり、神々廻に置いて行かれた時は怒ったり、その他にも幽霊にビビったりと、意外にも感情豊かです。
そして彼女はよく嘘をつきます。彼女は自分のバツが悪くなると往生際悪く、誰にでもバレる嘘をつくのですが、たいてい神々廻にツッコまれています。
しかし、そんな奔放な大佛ですが、自分をどこか罪深い存在と思っている節があり、作中では「もし私が神様だったら私やあなた(殺人鬼)みたいな人は絶対に創らない」や「どうして(殺人鬼である自分たちが)許されていると思っているのか」と意味深な発言をしています。ここらへんの事情は物語が進むにつれ、明かされるかもしれないですね。
ふたりの関係性
ふたりは「OREDER」の所属で、上司と部下の関係にあたります。神々廻が上司、大佛が部下なので、本来は神々廻の方が大佛よりも立場が上なのですが、普段は大佛が神々廻を自分の都合で振り回しています。具体的には、自分のルーティンである「ゲン担ぎ」に神々廻をつき合わせたり、自分の食べ残しを押し付けたりと、大佛は中々にやりたい放題です(笑)
大佛から見た神々廻
これだけ見ると、大佛は神々廻のことを侮っているように思えますが、彼の「一般人を殺しの世界に巻き込んではいけない」という教えを彼女なりに守ろうとしていたり(あんまりできてないけど)、上司である神々廻に対して、一定の尊敬と信頼を抱いているのは確かです。
実際、神々廻が味方を庇って深手を負った時は、ブチ切れて暴走してしまいます。その時の怒り様は凄まじく、加害者をコマ切れにしただけでは収まらず、勘違いで神々廻が守ろうとした味方にまで手にかけてしまいそうになる程です。
この激怒っぷりから大佛にとって神々廻がかけがえのない存在であることは間違いないと思います。
神々廻から見た大佛
一方、神々廻も大佛について思うところがあるようで、作中でどこかの足手まとい(※事情あり)とタッグを組んで戦った時には、思わず彼女がいることにありがたみを感じてしまうなど、その心中は複雑なようです。
嫌な顔せずに彼女に付き合っていた神々廻でしたが、ここに至るまで色々な苦労をしていそうですね。作者も人気投票の際、彼について「神々廻は頑張ってくれてます。本当に…」とコメントを残すなど、もはや作者公認の苦労人キャラとなっています。
彼も彼で大佛を面倒な部下だとは思いつつも、強敵との戦闘中も大佛の動向を心配したりと、彼女のことを大事に思っているようです。今のところ、彼らに職場の上司と部下以上の関係はないようですが、ふたりが「ただの職場仲間」以上の絆で結ばれているのは確かなようです。
ふたりのファンにおすすめしたい回
4巻26話「OREDER」
一連の殺人事件の首謀者である「×(スラー)」の正体を探る神々廻・大佛のふたりが「LABO」にて戦闘を繰り広げる回になります。ちなみにこれがふたりの初戦闘回。緊迫した場面の中でのふたりのゆるいやり取りがとても良い違和感です。
SAKAMOTO DAYS 4巻 ←購入はこちらから!!5巻38話「ノーブレーキ」
神々廻の大佛に対するツッコミが炸裂する回です。OREDERが一堂に会して会話するシーンも必見ですが、なにより篁さんがやっべえです。
SAKAMOTO DAYS 5巻 ←購入はこちらから!!5巻42話「ばちあたり」
神々廻が大佛のルーティンであるゲン担ぎに付き合わされているシーンがあります。また、この回から始まる大佛VS脱獄囚の戦いも彼女らしさ全開で面白いです。
SAKAMOTO DAYS 5巻 ←購入はこちらから!!9巻78話「追われた男」
うっかりで神々廻が大佛を置いてけぼりにしてしまうのですが、そのことを根に持った大佛が神々廻に詰め寄るシーンが見どころです。個人的に、ブチ切れ登場した大佛を見てドン引きしてる神々廻の表情が大好きです。ちなみに、神々廻の元上司である四ツ村もこの回で初登場します。
SAKAMOTO DAYS 9巻 ←購入はこちらから!!11巻97話「一本」
神々廻活躍回です。かつての上司であり、元「OREDER」である四ツ村との戦闘がこの回から始まります。昔のチンピラだった頃の神々廻も少し描かれていますので、神々廻ファン必見の回となっています。
SAKAMOTO DAYS 11巻 ←購入はこちらから!!12巻98話「とらとら」
大佛活躍回です。この回は、彼女の持つ美しさ・カッコよさ・恐ろしさが存分に発揮された、まさに大佛の魅力が爆発した回でした。特に最後のシーンは、サカモトデイズの中で、私が好きな戦闘シーンベスト3に入ります。
SAKAMOTO DAYS 12巻 ←購入はこちらから!!現在コミック未収録(おそらく19巻収録)161話「サメ」
先述した大佛ブチ切れ回です。神々廻の活躍もかっこよかったですが、それ以上に大佛のインパクトが強かったです(笑) なぜこの話のタイトルが「サメ」なのか、それはぜひ読んで確かめてください。
ふたりはこれから恋愛関係に発展するのか?
ぶっちゃけ言ってかなり高いと思います。
神々廻の元上司である四ツ村が、過去の回想でこんなことを言っていました。
ーー「欠点まで愛しいと思える奴に出会っちまったら男は負けよ」
突如として語られる中年上司の恋愛観に神々廻はだいぶ引き気味ですが、そこはやはり尊敬している上司の言葉、袂を分かった今でも、この時の四ツ村の台詞は神々廻の胸にしっかり刻まれているはずです。
それに私は、このシーンを、神々廻と大佛の将来を見据えた作者・鈴木先生の伏線ではないかとも思っています。
欠点だらけの大佛を、今のところ神々廻は部下としてしか見ていないようですが、四ツ村の言う通り、神々廻が大佛の欠点まで愛おしいと思えた時、ふたりの関係性はまた違うものへと変化するのではないのでしょうか。
まとめ
サカモトデイズが誇る名コンビ、神々廻・大佛はいかがでしたか?今はまだ上司と部下という関係性に留まっているふたりですが、今後の話の展開次第では、ふたりの仲が進展することがあるかもしれません!楽しみに待っていましょう~!