皆さんは「宇田」をご存じですか?宇田は、殺連にスパイとして潜入していた「スラー一派」の一人として登場しました。きれいな七三分けと耳のピアス、そして顎のほくろが特徴的です。正直、原作ではそこまで目立った活躍はしていないので、いわゆる「モブキャラ」とも言われる存在なのですが、実はこの人物、ある「謎」があるんです。
初登場
宇田の初登場は原作51話。宇田は「スラー一派」の一人であることを隠し、日本殺し屋連盟(通称「殺連」)にスパイとして潜入していました。期間は1年ほどだったようですが、その間に友人もできたらしく、宇田本人も「殺連は給料が高く、福利厚生がしっかりしているホワイト企業」と語っていたことから、殺連での潜伏期間は意外と充実していたようです。
強さ
宇田は拳銃を武器として、使用しています。正面きっての戦闘というより背後から忍びよるように発砲するのが彼の戦闘スタイルのようですね。
彼の戦闘シーンは原作ではあまり描かれておらず、その上、唯一の戦闘を行った相手があまりにも規格外なので、その正確な強さはぶっちゃけよく分かりません。しかし、一瞬でシンの背後をとり制圧するなど一定以上の実力者であることは間違いないと思われます。
宇田の最期
さあ、そんな関東支部を襲撃したスラー一派ですが、彼らの前に「殺連の亡霊」こと篁が現れます。その圧倒的な実力を前に成す術のない彼らですが、宇田はこの規格外の化け物から有月や楽を逃がすため、決死の行動に出ます。それは「自爆」でした。
命を懸けた宇田の行動のおかげで、有月と楽は難を逃れることができました。そんな彼の最期はまさにスラーに絶対服従を誓う「忠臣」という感じでした。
宇田の「謎」
ここまで彼は原作51話から54話にしか登場しておらず、スラー一派の中でもかなり影の薄い人物です。それではなぜ「宇田」が謎の人物だと言われてるのか解説していきます。
殺連創始者の末裔??
問題のシーンがこちらです。
「一九四九年 宇田満治ら 7名により 殺し屋連盟が設立――」
これは殺し屋養成機関「JCC」で、「殺連の成り立ち」について語られていりワンシーンになります。そこで殺連の創始者の名前が明かされるのですが、なんとその名前は「宇田満治」。そう、殺連にスパイとして潜りこんでいた宇田と同じ姓なのです!これは単なる偶然なのか、それとも鈴木祐斗先生による物語の重大な伏線なのか。いまだにわかっていません。
児童養護施設「アルカマル」職員
スラー一派といえば、その構成メンバーが殺連直営の児童養護施設「アルカマル」の出身です。アルカマルは有月の襲撃によって壊滅しましたが、宇田は唯一、そこでアルカマルの職員として一味に加入しています。なぜ彼だけが有月の手から逃れ、一味として仲間に迎えられたのか。大きな謎が残ります。
まとめ 宇田は本当に死亡しているのか?
死亡したとされる宇田ですが、彼にはいまだ多くの謎が残っています。そもそも作中で彼の死が確定したシーンはなく、かなり低い可能性ですが、彼が死を偽装し、いまだ生き延びている可能性もあります。彼が今後物語に関わってくることになるのか、今後の「SAKAMOTO DAYS」から目が離せません!!